2010-01-01から1年間の記事一覧

インド旅行報告5「初ミサ」First Mass

いよいよ初ミサです!夕方5時半、お祝いに満ちた初ミサは、プロセッション(行列)をもって始まりました。スタート地点は、式場から100m手前の所にあるお母さんのお墓です。 《Procession(行列)》 ルート:お母さんのお墓→教会半周→彼の生家→ミサ式場 Beg…

インド旅行報告4「ザビエル新司祭のこと」

【ザビエル新司祭と私との出会い】 私とザビエル新司祭との関わりは、今から約10年近く前でした。私は「NPO法人アジア教育支援の会」の会員となりましたが、この会はインド、バングラディッシュ、ネパールの地域で現地のイエズス会とタイアップして教育支援…

インド旅行報告3「初ミサの準備」Preparation for the First Mass

叙階式の翌日、ザビエル新司祭の初ミサが行なわれる彼の実家の教会へと向かいました。ティルチラパリから南へ車で4時間の道のりです。彼の実家は小さな集落です。村の人口は900人だそうですが、いくつかの集落から成り立っています。 On the way to his home…

インド旅行報告2「聖母マリアのバジリカ」Basilica of Virgin Mary

左からスタニスラス神父様、フレデリック神父様(マレーシアから)、アルルスワミィ神父様(デリーから)巡礼者はこの路上で寝ます。5月には隙間もないほど混雑するとのことです。 私は全く知らず、また、インドについての日本のガイドブックにも載っていな…

インド旅行報告1「司祭叙階式」Ordination

この度、インドのイエズス会の司祭叙階式が最南端の州、タミルナドゥ州(Tamilnadu)のティルチラパリ(Tiruchirapally)、通称トリッチィ(Trichy)で行なわれました。各管区から総勢10名が一同に会し、神の祝福を受けて10名の新司祭が誕生しました。 場所:…

ブログ7日ー14日までお休みします

私のブログをお読み下さっている皆様、いつもありがとうございます。私ごとですが、明日から一週間インドに行ってまいりますので、その間ブログはお休みさせて下さい。 私が支援していたインド人の神学生がこの度司祭叙階されることになりまして、是非来てく…

ニューマン、オラトリオ会始める

1.聖フィリポ・ネリのオラトリオ会とニューマン ニューマンは聖フィリポ・ネリについて知ると、言わば、聖人に一目ぼれしています。尊敬するキーブルに類似点を見いだして、妹のジェマイマにこのように言っています。「この偉大な聖人はキーブルを彷彿とさ…

ニューマン『司祭叙階前の黙想ノート』

《司祭叙階前の黙想ノート》 セント・エウセビオ(ローマ)にて 1847年4月8〜17日 私は心に傷を負っており、癌を病んでいる。それが私に良いオラトリオ会士たらんとすることを妨げている。多くの理由から、それを二、三の言葉で簡単に説明することはできない…

二本松キリシタン殉教祭のお知らせ

今日は「集会祭儀」。参加者女性11名、男性2名。集会祭儀の後、殉教祭の準備を話し合いました。そのご案内ができましたので、お知らせ致します。二本松の殉教者は188人の列福には入りませんでしたが、14名おられ、毎年11/3に殉教祭を行なっております。 第2…

ニューマン、研究家の見解

1.オラトリオ会を選択したことに対する研究家の見解 ニューマンのオラトリオ会を選択した理由について、積極的というより、他に道がなかったためという消極的な理由によるという見解を示すニューマン研究家もいます。その見解の根拠は、ニューマンが修道会…

ニューマン、修道会探し

1.修道会を探す カトリックとなって以来、ニューマンは神学上の迷いが払拭され、その点に関しては心の平安を得ています。 カトリックになってからは、もちろんもはやこれ以上語るべき宗教上の意見はなかった。このことは、私の精神が怠惰になった訳でも、…

二本松市小学校鼓笛隊パレード

二本松市では10/1〜11/23まで「菊人形祭り」が霞ヶ城公園で開催されます。それに当たり、開催中の皆様の交通安全等を祈願して二本松市内の全小学校が鼓笛パレードをしました。 この菊人形は、会場面積1万5000平方m、菊株数約3万株、人形体数約80体の日本最大…

ニューマン、転会後の道

ワイズマン司教 http://www.newmanreader.org/biography/pictures/wiseman.htmlより 1.堅信を受ける 1845年10月9日にカトリック教会に受け入れられたニューマンは、その日の前後に家族や友人らに約30通もの手紙を書いています。そして、リトルモアを去るべ…

ニューマン、転会式の聖堂(写真)

ニューマンが転会式をした聖堂、10人も入れば満席の小さい聖堂です。(ニューマン・コレッジ)(前日の福者バルベリ師のご絵はこの聖堂の左側の壁に掛けられています。) 現在、ニューマン・コレッジを管理している"The Work"のシスターたち。"Newman Firend…

ニューマン、転会

御受難会のバルベリ師にカトリック入会を乞うニューマンのレリーフ(リトルモア) 福者バルベリ師のご絵(ニューマン・コレッジの聖堂、リトルモア) 1.胸のうち ニューマンのカトリックへの転会の決心は並々ならぬものでした。それは彼の信仰生活にとって…

福島県カトリックの集い

毎年恒例の「福島県カトリックの集い」が「ユラックス熱海」を会場として開かれました。県内の11の教会から信徒約180名が参加しました。二本松教会からは7名が参加しましたので、会員50%の参加率です。司祭団は平賀司教様、リゲンザ神父様、チェスワフ神父…

ニューマン、転会における苦悩―②

若者らと隠遁生活を送った共同体の家。馬小屋を改築したものです。現在は「ニューマンコレッジ」というニューマン研究所(リトルモア) ニューマンコレッジの中庭。現在は宿泊もできます。多くの研究者が訪れます。 ニューマンの寝室。(ニューマンコレッジ…

ニューマン、転会における苦悩―①

ニューマンが司祭を務めていた英国国教会の聖マリア教会。(オクスフォード) 英国国教会は正統教会ではないと、彼の良心がそのように教えている以上、良心に対して逆らうべきではないというのが彼のいわば掟でした。彼はそれ以降、このことが悩みとなりごく…

ニューマンの転会決心までの物語

1.英国国教会とローマ・カトリックの分離への疑問 ニューマンは物心がつく頃から既に、諸教会、特に英国教会とローマ・カトリック教会が分離していることに疑問を感じ、そしてそれへの解答を自ら提示しなければならない使命を宿命的に負っていました。 ニュ…

ニューマン関連写真集

オラトリオ会の門の脇にあるプレートオラトリオ会の教会。今も当時のまま、背面式でミサが行なわれている。 オラトリオ会内のニューマン遺品展示品 ニューマンが書いた漫画 リトルモアにある「ニューマンコレッジ」(ニューマン研究所) カトリック司祭にな…

ニューマン『心が心に語りかける』

ニューマンが住んでいたバーミンガムのオラトリオ会 オラトリオ会内の図書館、ニューマンの著作が納められている。 オラトリオ会内のニューマンの部屋 ニューマンの部屋の中の小聖堂、正面は聖フランシスコ・サレジオの絵、右脇の壁には友人らの写真が貼って…

ニューマンの苦悩『信徒に聞く』

ニューマン(1801-1890)は、死後約70年して開かれた第二バチカン公会議で彼の教会理解が取り上げられ、改革に大きな影響を与えましたが、生前はその考えが理解されず苦しみました。その一つが教会における「信徒」の立場に対する考え方でした。ニューマンの書…

ニューマン列福までの道のり

ニューマン胸像(イギリス、リトルモア) 《ニューマン列福運動》 1.列福理由 ニューマンは1991年1月22日、列聖省から「尊者」として認められました。今回の列福の理由としてまず、考えられることは、第2バチカン公会議に多大な影響を与えたという事実が…

ニューマン枢機卿列福迫る!

いよいよニューマン枢機卿の列福式が来週9月19日と迫ってきました。教皇様は16日に英国入りなさいます。英国国教会がカトリックから分かれて初の正式招聘ですので、キリスト教史上に残る出来事となります!列福されるニューマン枢機卿がこの分かれた二…

私のイエス1「私の重荷を担われるイエス」

今日は集会祭儀。参加者女性9名、男性1名。 今日の福音書は、百人のうちたった一人でも見失ったなら、主はそのたった一人を懸命に探し出す。たった一人の人の滅びも望まれず、最後の一人までも救いたいという主の思いが語られている。 聖書にはいろいろなイ…

聖人考

聖人とは、歴史上多くおられても実際に出会ったことがない人々、と思いがちだが、私たちは現代の聖人と出会うことができた。その働き、言葉、表情、息遣いを知っている。ヨハネ・パウロ2世とマザー・テレサはまだ福者の段階だとしても聖人にあげられること…

マザー・テレサへ捧げる一句

今日はミサ。参加者、女性11名、男性3名、子供1名。マザー・テレサ帰天記念日。 マザー・テレサ写真展の終了後は、報告書を作成したり、関係者へのお礼など、まだまだ仕事は続く。今、「感想ノート」を報告書に掲載すべく全て書き写しているが、誰もがマザー…

マザー・テレサ写真の貸し出し

片柳神父様は9月からフィリピンで第3修練の時を過ごすことになりましたので、マザー・テレサの写真展については、私が窓口となって管理することになりました。写真は2セットありますので、他の開催地と時期が重なっても流用できます。写真展の開催をご希望…

高齢化社会の現実

安田さんのところへご聖体を持って行った。すると、思いがけずに、ちょうど娘さんが来ておられた。お会いできて良かった。初対面なのに、前からの知り合いかのように気さくにいろいろとおしゃべりをした。東京在住の娘さんはご主人がほとんど寝たきりの状態…

次の開催地

マザー・テレサ写真展の最終日は5時で閉場としてすぐに後片付けを始めたが、一時間であっという間に終わった。要領も体得した郡山教会の上木さん、渡辺芳子さん、有馬さんがまたお手伝いに来てくださったお陰で、その日のうちに写真は来た時と同様にケースに…