2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「殉教祭」の準備

今日は集会祭儀。参加者女性10名、男性2名。 福音書は「ザアカイ」の回心の話です。罪人のレッテルを背負っている徴税人のザアカイは必死にイエス様に近づこうとします。「失われたものを捜して救う」ために来られたイエス様はそのザアカイを目に留めます…

ニューマン、他者への態度

《他者への態度についてのニューマンの見解》 人間が集まれば問題が起こります。ニューマンは共同体内または外部の人に対して、オラトリオ会員はどのような態度を取るべきかを語っていますので、彼の霊性を知る上でも、また、私たち自身の参考にするという意…

ニューマンのオラトリオ会 2

《オラトリオ会へ入会希望する者に対して》 「聖フィリポ・ネリのオラトリオ会の修練者の扱い方は、各ハウスで異なっている。ナポリでは、イエズス会の修練の仕方に近似している。彼らは他の会員たちとは別にされ、彼らだけで一つの身体を形成する。他のハウ…

ニューマンのオラトリオ会 1

《ニューマンのオラトリオ会》 ニューマンによれば、イギリス・オラトリオ会の特徴は以下のように集約されます。 1.オラトリオ会の内的特徴―初期キリスト教の形態への回帰2.聖フィリポは初代教会時代へと弟子たちを招く。そこで固有のキリスト者共同体を…

神様の不思議な導き

今日はミサ。参加者、女性13名、男性2名。 今日は恵みの日だった。まず、「マザー・テレサ生誕100年記念写真展」のポスターを見て二本松教会を訪ねてきた青年はそれ以来、ずっと私とカテケージスを勉強してきているが、受洗の決意が固まり、今日、彼の「…

ニューマン「聖フィリポ・ネリのオラトリオ会」

しばらく中断しておりました「ニューマン」を再開します。 オラトリオ会は、各共同体に自治権を与えており、ニューマンがイギリスにオラトリオ会を設立した時も、イギリスの国民性やカトリック教会の置かれた立場等を考慮することが許されていました。 ニュ…

インド「聖母マリアのバジリカ」

10月15日に掲載しました「聖母マリアのバジリカ」について調べましたので、ご紹介します。ガイドブックには載っていませんし、インドに行かれる方は是非訪れてほしい寺院です。 ヴェランガニ −聖母マリアのバジリカ− 東のルルドhttp://www.theindiatravel.co…

インド旅行報告5「初ミサ」First Mass

いよいよ初ミサです!夕方5時半、お祝いに満ちた初ミサは、プロセッション(行列)をもって始まりました。スタート地点は、式場から100m手前の所にあるお母さんのお墓です。 《Procession(行列)》 ルート:お母さんのお墓→教会半周→彼の生家→ミサ式場 Beg…

インド旅行報告4「ザビエル新司祭のこと」

【ザビエル新司祭と私との出会い】 私とザビエル新司祭との関わりは、今から約10年近く前でした。私は「NPO法人アジア教育支援の会」の会員となりましたが、この会はインド、バングラディッシュ、ネパールの地域で現地のイエズス会とタイアップして教育支援…

インド旅行報告3「初ミサの準備」Preparation for the First Mass

叙階式の翌日、ザビエル新司祭の初ミサが行なわれる彼の実家の教会へと向かいました。ティルチラパリから南へ車で4時間の道のりです。彼の実家は小さな集落です。村の人口は900人だそうですが、いくつかの集落から成り立っています。 On the way to his home…

インド旅行報告2「聖母マリアのバジリカ」Basilica of Virgin Mary

左からスタニスラス神父様、フレデリック神父様(マレーシアから)、アルルスワミィ神父様(デリーから)巡礼者はこの路上で寝ます。5月には隙間もないほど混雑するとのことです。 私は全く知らず、また、インドについての日本のガイドブックにも載っていな…

インド旅行報告1「司祭叙階式」Ordination

この度、インドのイエズス会の司祭叙階式が最南端の州、タミルナドゥ州(Tamilnadu)のティルチラパリ(Tiruchirapally)、通称トリッチィ(Trichy)で行なわれました。各管区から総勢10名が一同に会し、神の祝福を受けて10名の新司祭が誕生しました。 場所:…

ブログ7日ー14日までお休みします

私のブログをお読み下さっている皆様、いつもありがとうございます。私ごとですが、明日から一週間インドに行ってまいりますので、その間ブログはお休みさせて下さい。 私が支援していたインド人の神学生がこの度司祭叙階されることになりまして、是非来てく…

ニューマン、オラトリオ会始める

1.聖フィリポ・ネリのオラトリオ会とニューマン ニューマンは聖フィリポ・ネリについて知ると、言わば、聖人に一目ぼれしています。尊敬するキーブルに類似点を見いだして、妹のジェマイマにこのように言っています。「この偉大な聖人はキーブルを彷彿とさ…

ニューマン『司祭叙階前の黙想ノート』

《司祭叙階前の黙想ノート》 セント・エウセビオ(ローマ)にて 1847年4月8〜17日 私は心に傷を負っており、癌を病んでいる。それが私に良いオラトリオ会士たらんとすることを妨げている。多くの理由から、それを二、三の言葉で簡単に説明することはできない…

二本松キリシタン殉教祭のお知らせ

今日は「集会祭儀」。参加者女性11名、男性2名。集会祭儀の後、殉教祭の準備を話し合いました。そのご案内ができましたので、お知らせ致します。二本松の殉教者は188人の列福には入りませんでしたが、14名おられ、毎年11/3に殉教祭を行なっております。 第2…

ニューマン、研究家の見解

1.オラトリオ会を選択したことに対する研究家の見解 ニューマンのオラトリオ会を選択した理由について、積極的というより、他に道がなかったためという消極的な理由によるという見解を示すニューマン研究家もいます。その見解の根拠は、ニューマンが修道会…

ニューマン、修道会探し

1.修道会を探す カトリックとなって以来、ニューマンは神学上の迷いが払拭され、その点に関しては心の平安を得ています。 カトリックになってからは、もちろんもはやこれ以上語るべき宗教上の意見はなかった。このことは、私の精神が怠惰になった訳でも、…