2011-01-01から1年間の記事一覧

首都圏における福島野菜販売の予定

秋は、教会はバザーシーズンですね。お陰様で多くの教会から声をかけて頂き、下記のような予定で首都圏に福島野菜の販売に行って参ります。皆様もお近くにおいでの際は、どうぞお立ち寄りください。 ◆ カトリック関口教会(東京カテドラル)における毎週日曜日…

後藤寿庵の生涯

「キリシタンの父」と呼ばれ、また「近代農業の先駆者」とも言われる後藤寿庵(ごとうじゅあん)の生涯について簡単にご紹介します。しかし、その生涯の始めと終わりの部分については、はっきり知られていません。 ◆出生と少年時代 今から約400年前、岩手…

後藤寿庵福原就封400年記念祭

後藤寿庵は奥州の「キリシタンの父」と呼ばれ、また、「近代農業の先駆者」でもありました。後藤寿庵が伊達正宗の命を受けて福原の領主になって今年で400年、その記念祭に二本松教会から8名貸切バスで参加しました。各教会から約200名の参加だったそ…

ふるさと〜農民の思い

震災に見舞われた福島県人のもう一つの思いを知って頂きたいと思います。 放射能問題については専門家の間でも意見が二分しており、素人の私たちはどちらかにつくという立場を取って、それぞれが意見をお持ちです。 この問題は、人それぞれ「観点」が異なり…

第2ドイツテレビ(ZDF)の放送内容について〜取材の実際について〜

表題の動画サイトが問題ありで削除されましたが、再び配信されて人々に無益な不安を与えています。この件については、「二本松農園」の代表斉藤登氏が事実を調査して報告していますので、お知らせいたします。 問題のドイツの動画↓ http://www.tokyopressclu…

原町教会を訪ねて

カトリック原町教会は、福島第1原子力から約25km北に位置しています。 二本松市から約60km、途中、通行止めもなく、車で1時間半ぐらいで到着しました。 現在、この地域の放射線量は0.5マイクロシーベルトにまで下がっています!年間の被曝線量は3〜…

仮設住宅に住むということ

二本松市に浪江町の方々が住むための仮設住宅が6月末には完成し、7月から入居が始まりました。最初、体育館という大部屋に避難しておられた方々が、旅館やホテル等の個室へ2次避難され、そして、仮の我が家となる仮設住宅へと移動されました。他人事として…

笑顔を取り戻した桃農家さん

桃農家さんにとって、お中元の季節は例年ですと最も注文の多い時でした。しかし、今年は違っていました。 3.11から4か月が経ち、やや落ち着いてきたかに思えた矢先、まさにお中元が始まろうとしていた矢先、牛の稲わら問題が勃発し、桃農家さんは受注の…

Oasis of Hopeの支援活動

聖母被昇天の祭日、二本松教会を訪れて下さったOasis of Hope(希望の泉)は東京の中心部千代田区のカトリック麹町教会(通称イグナチオ教会)で行われている炊き出しに集まってくる人々の中から生まれた任意団体です。その代表、青木さんと看護士さん、カメ…

東京から援助チームの来訪

今日は仙台教区で作成した「平和を求めるミサ」が捧げられました。ポーランド帰国中の主任司祭に代わってトマス神父様(野田町教会主任司祭)が来てくださっています。そして今日は東京から15名、藤沢教会(神奈川県)から2名のお客様がお見えになり、久…

福島復興物語

「CLC通信(2011.vol.2)」に以下の記事を投稿しました。 他県から見た福島のイメージ 「ああ、原発さえなかったら...」何度この言葉が福島県人の口に上ったことだろう。牛に与えていた稲わらが汚染されていたことが判明した時、古館アナは「福島の人は悪く…

桃の販売(あきる野夏祭り)

東京都あきる野市の夏祭りが開催されました。そこへ福島野菜を出店してほしいとの依頼があり、行ってきました。 伊達市の桃農家さんに仕入れに行きました。夜に福島を出発しますので、これは夜7時です。80箱を買い付けました。売れますように!もちろん、福…

福島の農家の苦しい現状

昨日、福島県伊達市の桃農家の家族が「二本松農園」に来られました。お父さん、お母さん、そして小学生の無邪気な子供3人。3人の子供さんの首からは「放射能の線量計」が下げられていました。1カ月積算で子供達の線量を測定しているのです。桃農家のこの…

初代の主任司祭の命日

主任司祭が帰国中の間、野田町教会のトマス神父様がミサにきてくだっています。今日は、二本松教会を創立されたフォルジェット神父様の37回忌でした。参加者、女性12名、男性1名。 アルフォンス・マリー・フォルジェット神父様(ドミニコ会)。 197…

仮設住宅の人々との交流会

吉祥寺教会のご一行は二本松の仮設住宅におられる浪江町の方々のためにもたくさん準備されてきました。 一戸一戸訪問してお米・飲み物・バスタオルなどなどを詰めた重い袋を配布しました。 そして、会場ではもちろんアクションダンスを披露しました。 アクシ…

フィリピン人との交流会

吉祥寺教会所属の友人から、およそ一ヶ月前、フィリピン人の神父様ご一行が福島県民のために行って交流会を持ちたいと願っているという申し出を受けてから毎日のように準備と打ち合わせのためにディンド神父様とやり取りをしていました。そして、ついにその…

見てくれている人がいる

カトリック仙台司教区の宮城県大会において、「おばあちゃんたちと歩んだ大震災」を題して神田裕神父様のご講演がありました。神田神父様は現在大阪大司教区事務局長の要職にありますが、1995年1月17日の阪神淡路大震災を経験され、その復興のために…

宮城県大会「新しい創造」

仙台教区では、教区内の4つの県が毎年それぞれに大会を開催していますが、今日は「宮城県大会」が仙台白百合学園を会場として行われました。例年と異なるのは、今までは各県が自分たちのために行い、他県が参加することはありませんでしたが、この震災をき…

初代の主任司祭の命日

主任司祭が帰国中の間、野田町教会のトマス神父様がミサにきてくだっています。今日は、二本松教会を創立されたフォルジェット神父様の37回忌でした。参加者、女性12名、男性1名。 アルフォンス・マリー・フォルジェット神父様(ドミニコ会)。 197…

フィリピン人激励のために〜お知らせ〜

大震災に見舞われて以来、多くの方々が援助の手や励ましの言葉をくださって、本当に私たちは元気を頂いています。 福島の現状を知るために視察に来て下さる方々。 風評被害で苦しむ福島の農家を助けるために、野菜を購入して下さっている方々。物資を援助し…

被災証明書の交付

6月24日付で二本松市災害対策本部情報の第10号が発行され、「3月11日の東北地方太平洋沖地震による住家被害があった方に対し、「罹災証明書」を発行しています。この度、それとは別に高速道路の無料通行の証明書として使用できる「被災証明書」を発…

「塩釜」へ被災地支援きゅうり

毎週一回20kgのきゅうりをボランティアベースになっている「カトリック石巻教会」に送ることも今回で6回目を迎えています。様子を伺ったところ、お味噌をつけたりして喜んで食べておられるとのことです。継続してお送りできるのも皆様のご協力のお陰です…

震災の俳句を一句

6月26日付の「カトリック新聞」を読んでいたら、ふと「俳句」欄が目にとまった。何と、我が教会の田中七子さんの句が◎付きで筆頭に掲載されているではないか。田中さんはずっと俳句をたしなまれ、句会の雑誌でもよく紹介されている。私は俳句は全くの素人…

福島のために何が援助できるか

6月17日にイグナチオ教会において、とすねっととカトリック麹町聖イグナチオ教会が主催する「東日本大震災避難者をサポートするチャリティデイ」が開催され、行ってきました。これは東京に避難しておられる方々のためのバザーで、バザーでの収益やカンパ…

首都圏・野菜販売ボランティア募集!

皆様、福島県野菜をご利用いただきましてありがとうございます。ネット販売はおかげ様で軌道に乗りつつあります。しかし、福島の農家の供給量に比べて需要量はまだまだ少ないのが現実です。そこで、「二本松農園」は首都圏において福島の野菜の販売を始めま…

災害からの復興考

今回の震災地域は東北でしたが、経済的被害からみると、それは日本全土に及んでいます。自粛で他県でも観光地のお客さんが激減したり、東北の工場と関わりを持っていた企業は必要部品が届かず製品が作れなくなったり、そして、各地の原発の停止からくる失業…

福島野菜の移動販売

「二本松農園」の斉藤登さんは、ネット販売に続いて、今回首都圏でのワゴン車による移動販売を計画し、その販路のために私も協力させて頂きました。皆様のご理解とご協力を宜しくお願いします。6月17日(金)から開始します。 5:00 福島発 9:00 …

災害復興と女性〜ジェンダーを考える〜

福島大学の「ジェンダーを考える」という大学1年生向けの授業を聴講している。今日は新潟県女性財団理事長の大島煦美子(おおしまくみこ)氏の「新潟県中越大震災から見えたこと」と題した災害復興の取り組みにいかに女性の役割が大事だったかという視点か…

福島野菜を食べています

福島県産物の風評被害に対して、正しく認識し応援して下さる善意の方が全国に多くいらっしゃることを知って、心から感謝しております! 私たち福島県民ももちろん、安全確認できた福島の野菜を食べております。二本松市のスーパーでもごく普通に福島野菜が販…

つばめが運んできた恵み?

主任司祭は休暇で3か月間ポーランドに帰国です。今日は集会祭儀でした。参加者、女性11名、男性1名。 この大変な時期。先日、石巻から帰ってきて自室でいろいろと思いを馳せながらふと、ガラス戸の外に目をやると、つばめがガラス戸の間際まで飛び交って…