後藤寿庵福原就封400年記念祭

 後藤寿庵は奥州の「キリシタンの父」と呼ばれ、また、「近代農業の先駆者」でもありました。後藤寿庵が伊達正宗の命を受けて福原の領主になって今年で400年、その記念祭に二本松教会から8名貸切バスで参加しました。各教会から約200名の参加だったそうです。


参加者は、「胆沢(いさわ)平野土地改良区」に集合し、ここから「寿庵廟」まで「豊作感謝の行列」をします。

本日の記念講演者、元高松教区長の溝部司教様も到着されました。

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水沢南小学校の鼓笛隊です。「豊作感謝の行列」を先導しました。
徒歩ゆっくり約20分の道のりを参加者たちで行列しましたが、道の脇には地元の方々も大勢見物に出ておられました。これはカトリック教会だけの行事ではなく、水沢市の行事でもあります。

「寿庵廟」です。ここでミサ聖祭と田畑の祝別が行われました。

 溝部司教様の主式でミサは執り行われました。仙台教区司教の平賀司教様は、今日9月11日は震災後半年にあたっていますので、被災者のためのミサを仙台で行うため、残念ながらこちらは欠席となりました。
 溝部司教様の向かって右隣りが梅津明生神父様(仙台司教総代理。10月から南相馬の原町教会に着任されます)、左隣りが水沢教会の主任司祭高橋昌神父様です。





この記念祭にあたり「ローマ教皇ベネディクト16世からの祝福」が届いています。
「ローマ教会ベネディクト16世は後藤寿庵キリシタン領主として水沢の福原に就任して400年記念にあたり、小沢昌記奥州市長並びに高橋神父及び後藤寿庵を尊敬しておられる皆さんに神の限りない御加護がありますように心からの教皇特別祝福を贈ります。バチカンにて 2011年9月11日」












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後藤寿庵福原就封400年記念碑」が建立されました。その序幕式です。
カトリック代表として梅津神父様、他は水沢市の役員の方々と地元の小学生により、序幕されました。



《動画》です。
溝部司教様の記念講演会です。
『世界的視野のもとに後藤寿庵を考える〜「東北の中の後藤寿庵」』と題してお話下さいました。




二本松教会から8名と野田町教会からお1人の参加でした。(左から3人目はバスの運転手の千葉さんです。長時間の安全運転、ありがとうございました。)