フィリピン人との交流会

 吉祥寺教会所属の友人から、およそ一ヶ月前、フィリピン人の神父様ご一行が福島県民のために行って交流会を持ちたいと願っているという申し出を受けてから毎日のように準備と打ち合わせのためにディンド神父様とやり取りをしていました。そして、ついにその日がやってきました。
 二本松カトリック幼稚園ホールをお借りして、集まったのは福島県内のフィリピン人が約40名、二本松教会から私たちが10名ほど、そして東京吉祥寺教会のディンド神父様ご一行様はフィリピン人30名と日本人10名、合計約90人が集合しました。
 このミッションの大切な目的は、フィリピン人のためだけではなく、国籍も、宗教も年齢も条件なく福島の方々を元気づけたいという望みの実現です。



なんときれいな黄色でしょう!色鮮やかな大型バスで東京吉祥寺教会の皆さんがカトリック二本松教会の駐車場に到着しました!










受付を済ませて、ご挨拶の後、昼食です。これらすべてはフィリピンの方々がほとんど徹夜状態で昨晩準備されたそうです。フィリピンの方々は何事も一生懸命なさいます。











吉祥寺教会の方々の「アクションダンス」です。歌いながら楽しいダンスを披露して下さいました。実に楽しそうに歌って踊っているので、見ている私たちもその楽しさに引き込まれていきます。












レイを一人一人にかけてくださいました。あ〜ら、不思議!これをつけたら私たちの心がひとつになり、楽しくなってきました。
鮮やかな色のレイは私たちの心を若返らせ気持ちを華やかにしてくれます!どうですか、二本松教会の往年の美女たちの笑顔!(右側の写真)




プログラムの最後はミサです。タガログ語のミサです。福島県に住んでおられるフィリピン人にとって母国語でミサに与れるというのは滅多にないことであり嬉しいことだったでしょう。日本人の私たちにはちんぷんかんぷんですが、ミサの形式が世界中で統一されているため、何をしているかがすべて分かるというのが「統一」の利点ですね。




 フィリピン人たちの不思議な魅力によって、私たちはとても心が華やぎました。この日のために、ダンスと歌とを何度も練習されたとのことです。吉祥寺教会の日本人たちも懸命に踊りを覚えました、とおっしゃっていました。参加者の方々の中には涙を流されていた方もありました。嬉し涙です。私もいろんな場面で何度も目頭が熱くなりました。食事の準備といい、歌とダンスの準備といい、私たち一人一人にお土産まで考えて下さり、準備のため昨晩は2時間しか寝ていないそうです。にもかかわらず疲れた顔など全く見せず、誰もが終始笑顔で、どれをとってもの一つ一つがすべて一生懸命さが伝わってくるものでした。何と暖かくすばらしい心をもった方々なのでしょう!
 確かに参加した福島県人は皆、元気を頂きました!いえ、それ以上に、すばらしい愛の心を頂きました!ありがとうございました、吉祥寺教会の皆様!