溝部脩司教様の追悼ミサ(仙台)

 フランシスコ・ザビエル溝部脩司教様は、2000〜2004年まで仙台教区の司教様でした。その前約2年間、仙台教区の司教座は空位でやっと決まった司教様でした。その喜びもわずか4年で終了。高松教区へ転任なさいました。司教様が他の教区へ転任されるというのは本来なかったことですが、高松教区におきた「新求道共同体と高松教区立国際宣教神学院」の問題の解決のためには溝部司教様をおいて他に適任者がおられなかったためでしょう。
 その大役も果たされ、司教職を引退された後は京都で「望洋庵」を編み、若者を対象に、キリスト教入門講座、シンポジウム、黙想指導などを行われ、年に約2000人もの若者が出入りされたとのことです。
"わたしの生涯を若者たちに捧げたい"とは溝部司教様の生涯のモットーだったとのことですが、そのモットーを全うされたのですね。それにしてもある司教様から「私はあなたのようなことは絶対できない。この歳になってこれだけの若者を集めて何かをしているのは脅威だ」と言われたと笑ってお話になっておられたとのことです。
返す返すも素晴らしい司教様が神様に呼ばれ、一つの時代が終わった感を持っているのは私だけでしょうか?