東北地方太平洋沖地震

 この度の観測史上最大の地震で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。テレビ報道で泣きながら家族を探す方々、災害の爪あと、今なお見つからない被災者の方々を見るにつけ、涙が出てきます。このような自然の猛威の前にあっていかに人間は無力なことか。しかし、助け合う心はこれに打ち勝つことができると信じます。
 私も今日になってやっとインターネットが通じるようになりましたが、メールを開くと多くの方々から「地震見舞い」が来ていました。こうした励ましの言葉は確かに元気を下さいます。とても嬉しく、心から感謝の気持ちが湧いてきました。ご心配くださった皆様、本当にありがとうございます。
 私たちの被害状況ですが、二本松市は太平洋からも原発からも直線で50km以上も内陸に位置していますので、幸いなことに棚の本や食器が落下して壊れた程度で誰も怪我をした人は出ませんでした。信者さんでまだ電話が通じない人もいますが、無事であることを信じています。
 地震直後に二本松教会に行ってみると、マリア様とヨセフ様のご像は床に落下して粉々になっており、さらに60kgはあろうご聖櫃も落下、壁の十字架の道行も一部落下して破損していました。ただ主の十字架と祭壇だけが無傷で残りました。12日に教会の近くに住んでいる橋本さん、菊地さんと私とで悲しい思いをしながら後片付けをしました。
マリア様のご像が粉々になってしまいました。

香部屋のドアは開けることができず、それでも体当たりで空けてみると、棚ごと落ちて、その中に入っていたガラス製品などは無残な状態でした。








 貧しい私たちにとっては大きな痛手ですが、津波や火災の被害に遭われた方を思えば、この程度で悲しむのは不謹慎というものです。