鎌倉の教会御一行様

 鎌倉市由比ヶ浜教会の方が中心となって、雪ノ下教会と逗子教会の方も含め18名の方々が『東北スタディーツアーin福島』の1泊バスツアーを企画され、今日は、二本松教会にお見えになりました。
 まずは農家の視察のため、福島野菜販売でお世話になっている米農家さんを訪問しました。
田んぼは遠いところにあるので、野菜を作っているハウスをご覧いただきました。
 「こうして農家さんが作物を育てているのを見ると、食べ物を捨てるなんてできないわねぇ」と参加者の方はおっしゃっていました。
農家さんの説明に皆さん、耳を傾けています。
「この辺りは幸いに放射能の被害はほとんどありませんでした。作物もNDですが、福島で測定したものは信頼していただけないので、わざわさ県外で測定してもらっています。それでも購入者は戻ってきませんので大変です。他県でも土壌の放射能量を測ると0ではないことが分かっています。そして、その時の説明として「福島ほどの数値ではありません」という言い方がされるので複雑な気持ちになります。そもそも、もともと自然界にも放射能はあり、ジャガイモの芽を留めるためにも放射能が使われているんです...」「そうよねぇ、私たちの身近にもともと放射能はあったのよ。」とみなさん相槌を打たれていました。
 決して放射能を安易に捉えてはいけませんが、過剰反応することも避け、冷静に判断することが大事ですね。
この農家さんではお米の加工品も作っています。米粉で作ったパンやクッキー、米麹でつけた漬物、もちろんお酒も...即売会となり、皆さん試食しながら「おいしいわね」と言いながら買っていかれました。
農家さんのところで御一行様の記念撮影です。
前列左から3人目がこの農家さんの専務、2人目がその弟さんです。若手が頑張っています!










 その後、二本松教会を訪問してくださり、ご一緒に東日本大震災の被災者のためのお祈りをしてくださいました。
マリア様の前で記念撮影。
この後、御一行様はいわき市へ向かわれました。



皆様、福島の状況や放射能についてとても理解を深めて下さいました。ご自宅にお戻りになってから身近な方々へご報告してくださることと思います。
 今後も福島の現状をご自分の目で確かめに来てくださる方が増えることを願っています。