鎌倉からの視察訪問

 
 雪の下教会の山口道孝神父様と信徒の方2名と「未来・連福プロジェクト」の代表の方が二本松に視察訪問に来られましたので、
1.有機農業の草分け大内信一さんの話を聞く
2.仮設の自治会長さんの話を聞く
3.放射能測定器を製作している会社社長の話を聞く
ということでアレンジしてご案内しました。
1.有機農業の草分け大内信一さんを訪問しました。


大内信一さんです。この畑が、放射能が降ってきた時、ほうれん草が畑一面に葉を広げて放射能を受け止め、畑を守ってくれた、その畑です。そのほうれん草は軽トラック10台分もあり、全部捨てました...

小松菜です。ちょうど食べごろだから持って行っていくかい!とのことで、収穫しているところですが、素人にはどこから切り取ればいいのかも分かりません。

ロッコリ畑です。

2.仮設の自治会長さんを訪問して、避難者の様子を伺いました。

右側のお二人が自治会長さんご夫妻です。A,B,Cと3つの棟があるがそれぞれがバラバラで同じ町民でもうまくいかないことを嘆いておられます。それというのも賠償金の額が違う、とか同じ浪江町でも海側と山側ではまったく文化が違うなど、苦労が絶えないようです。

3.放射能測定器の製作会社の社長(福島やさい畑の役員)を訪問しました。

左端の方が若いながら、博識な社長で、この村の教育委員にもなっておられます。子供たちの学校給食などをどうするか、など有識者としてのご意見番でもあります。

作物の測定の仕方を説明してくださっています。機械は約200kgもあり、蓋だけで50kgあるとのことです。なぜなら外界の放射能を遮断しなければ正確な数値が出せないからです。

話は非常に専門的で基礎知識がないとついていけません(笑)。