田植え
季節はずれの台風が過ぎ去った後の晴れのこの日、福島やさい畑のスタッフの遠藤の田圃で恒例の田植えが行われました。今年は減反とのこと。日本人はお米を食べなくなりましたし、外米の輸入も増えていますからねぇ。
ベテランの遠藤の指導の下、農業3年目の鈴木が田植え機を操作しています。
本当は、震災前の自宅でも鈴木の実家ではお米を作っていたのですが、その頃は農業に興味がなく、家の手伝いもあまりしていなかったとのことです。しかし、原発事故以来、故郷の浪江町に住めなくなってからは農業の大切さに目覚め、こうして農業を頑張っています。
おいしくな〜れ、おいしくな〜れ!「こしひかり」です。
便利な世の中になりました。今は機械であっという間に田植えができます。人の手で田植えをするのは腰をかがめたままの作業ですから、本当に大変でした。(と言って、私がやっていた訳ではありませんが...)
今はこのように、苗も田植え機に合うサイズに育て、機械にはめ込めば後は機械がやってくれます。
機械で田植えをすると、田圃の隅が空きますので、そこはまた、向きを変えて植えていきます。
「もう終わりだよ!上がっていいよ!」
一仕事をやり終えた後の男の顔!えへっ!
苗を植えた後は水をたっぷり田圃に入れます。たっぷりと水をやることによって雑草が生えるのを避けることができるのだとのことです。初めて知りました。
水をたっぷりと蓄えた田圃の中の苗は嬉しそうですね。秋の収穫が楽しみです。