「パライソ」のご一行様

 今回で何度目でしょうか。カトリック荻窪教会の佐々木多嘉男さん率いるご一行様が、福島の観光客が激減して困窮している旅館に宿泊することを目的として2泊3日で、今日も来て下さいました。毎回メンバーが変わります。今回は相模原教会の神父様が声掛けしくださってその教会の方々が半数以上、毎回おいで下さる常連さんもいらっしゃいます。本当にありがたいことです。
 佐々木さんの企画は、大義名分はいいから、とにかく福島に行ってみましょう!というもので行ってみたいけど二の足を踏んでおられる方にとって、とても敷居の低いものとなっています。今回は24名の方々をお連れ下さいました。スケデュールは、
5月13日(火)二本松市を訪問(智恵子の記念館等観光)
5月14日(水)南相馬を訪問(原町教会でミサ、被災地視察)
5月15日(木)会津若松を訪問
「ニュー扇屋」のホームページ→http://www.newougiya.com/

いつも宿泊するのは土湯温泉の「ニュー扇屋」です。若女将さんは上智大学の卒業生で在学中は修道会の寮に住んでいました。この大震災でその時のシスターが心配して声掛けして下さったことから、この旅館を支援する意味で宿泊するツアーが企画されるようになったとのことです。



この旅館の食事はとてもおいしいです!朝食もディナーかと思うほどたくさん出ます。しかもおいしい!





ご一行様の中に、カトリック相模教会の浜崎神父様(右)とアガペ協立キリスト教会の保科正和牧師さん(左)もおられます。
昨晩の飲み会では、仏教徒の方もおられ、宗教談義で大いに盛り上がり、とても面白かったです!


保科牧師の名言:心の問題を宗教者がやるものだ、と皆さん思っているけれども、それは実は違います。心の問題というのは、脳という臓器の問題なんです。宗教者がやるのは魂の問題。心と魂というのは別なんです。人の存在を超える存在が、魂に関係する問題なんです。
  こういう要素を持っていなければ宗教ではない、と僕が思うものが5つあります。人々を祝福すること。人々を癒やすこと。危険から守ること。警告すること。平和を生み出すこと。この5つがそろって初めて宗教といえるのだと思います。


朝食後は1階で無料のコーヒーサービスがあります。






土湯温泉街を歩いていると、あちこちに「足湯」もありました。
朝早い時間でしたので、誰も入っていませんでしたが。






旅館の前を流れる「荒川」