カトリック松戸教会による炊き出し

 カトリック松戸教会(千葉県)の14名の方々が炊き出しの道具一式を持参され、二本松市の仮設「塩沢農村広場応急仮設住宅」約150戸の方々のために心のこもったお料理をご馳走してくださいました!


ヨゼフ会の会長徳矢様を団長として、14名の方々が一泊で二本松に来て下さいました。

炊き出し当日、焼きそばの腕を振るうのは男性陣です。慣れたもので、鮮やかな手さばきで手際よく作ってくださいました。

メニューは、焼きそば、チヂミ、おにぎり、豚汁、やきとりです。味付けもおいしくできましたぁ!
(写真が曇っているのは、外は寒く、集会所の中は暖かく、その温度差のために、カメラのレンズが室内に入った途端に曇ってしまったためです。何度拭いても曇るぅ。)


みなさんからおいしい!と好評でしたよ。喜んで、食べてくださいました。また、ここへ来られないお年寄りの方のためにお持ち帰りの方もありました。

この日はあいにくの小雨でしたが、集会所の中は暖かく、みんなで楽しく歌を歌いました。

マリア会の皆様による歌をご披露してくださいました。

これは「手話ダンス」をみなさんに教えているところです。


みなさん、一生懸命真似て、歌に合わせて手を動かしておられます。


団長の徳矢さんからのご挨拶。











 「こうして訪問してくださるのは「キリストさん」だけです。」と仮設の方はおっしゃっていました。他に福島市プロテスタントの教会の方が来て下さるとのことです。
 仮設の方に「何が一番望みですか」と伺ったところ「家に帰ることだね!」と言下に答えられました。皆様のご支援のお陰で物的には必要に事欠くことはなくなりましたが、心にある一番の思いは「家に帰りたい」「元の生活に戻りたい」なんですね。仮設の方々にお会いすると、皆さんお元気で和気あいあいと楽しく生活されています。でも、本音はやはり仮設生活はいったいいつまで続くのか、一日も早く自分の家に帰りたいということです。家を流されてしまった方も少なくありません。今は平然と「家がながされてしまって何にもないの。」と穏やかにお話になりますが、その心には経験した方でなければ分からない悲しさ、くやしさ、寂しさなどが渦巻いていることと推察いたします。私たちには埋めてあげることのできない心の空洞をお持ちなのだと、その言葉を伺って痛切に感じ沈黙するしかありませんでした...。