見抜く力〜ジョジュア・ベルの名演奏〜

カトリック生活』3月号の竹下節子さんの記事に興味がそそられました。ワシントン・ポストが企画した実験。若き名ヴァイオリニストのジョシュア・ベルが名器ストラディヴァリウスでバッハなどの名演奏を、「駅」で行った。彼は野球帽をかぶり、前にはケースがおかれ小銭が入れてある。よく見かけるストリートミュージシャン風を装っている。グラミー賞も受賞した彼の演奏が無料で聴けるにもかかわらず、足を止めた人はたった一人だった...

人は「すばらしい演奏」だという「ことば」によって初めて「すばらしい」ことに気づくものなのかもしれませんね。自分の目で耳でそのことを発見できる人は少ない...彼の正体を知っていたら、人々の反応は違っていたでしょう。

ちなみに彼の本物のコンサート風景はこちらです。

Joshua Bell - Bruch violin concerto (movt 1)