視察3日目(片柳師)

今日の環境放射能測定値測定結果:二本松市役所
2.26 マイクロシーベルト (4月9日09:00〜11:20)
2.23 マイクロシーベルト (4月9日13:30〜15:30)
 
 3日目の8日、福島市のコングレガシオン・ド・ノートルダム修道院を訪問し、修道院や桜の聖母学院の様子を伺いました。
 地震当日、遠くから通っている学生たちは、帰宅することができず、80名ほど学校に泊まったとのことです。しかし、急なことですからふとんもなく、新聞紙やダンボール等で寒さをしのぐしかない状態だったそうです。食事はシスター方がおにぎりを用意するも、二人で1個を分け合ったそうです。

マザー・テレサが来日され仙台にこられた時にマザーの通訳をされたシスター今泉と片柳神父様は初めて対面されました。

歴史ある旧修道院は、瓦屋根はくずれ、壁も落ち、等身大のマリア様のご像も床に散乱し、立ち入り禁止でした。

福島県を去る前に、二本松市の男女共生センターで行なわれているスクリーニング検査所で放射能の検査を受けました。もちろん、異常なしでした。
片柳神父様はこの証明書がないと戻っても受け入れてもらいない、と冗談とも本気ともとれない微妙な口調でおっしゃっていました。

新幹線はまだ開通していないので、高速バスでお帰りになりました。
お疲れ様でした。しかし、戻られても多忙なスケデュールが待っています。
ご自分の目で視察なさった福島の状態を関西の皆さんに、どうぞお伝えくださいませ。