被災した福島の教会訪問(片柳師)

今日の環境放射能測定値測定結果:二本松市役所
2.20 マイクロシーベルト (4月7日08:50〜11:20)
2.42 マイクロシーベルト (4月7日13:30〜15:20) 
 
 片柳神父様の福島訪問二日目は、教会にご案内しました。訪問した教会は、郡山教会、須賀川教会、いわき教会、湯本教会、小名浜教会です。
 このうち郡山教会といわき教会は一部破損した程度で修復可能です。しかし、須賀川教会と湯本教会は、外観は崩壊してはいないものの、中に入ると天井が崩れ落ちていたり、建物全体にゆがみがあったりなどで、市から立ち入り禁止の判断を受けています。この教会は共に巡回教会で、再建の力もありません。つまり、この地に教会はなくなってしまうということです。

須賀川教会です。信徒会長ご夫婦です。一見、無事のようですが、壁には亀裂が入り、内部も崩れ落ちています。会長さんご夫婦は、「壊すしかないんです。でも、壊す費用だけでも何百万もかかります。信徒も少ないから再建することはないでしょう。郡山教会に行くか、それとも家庭集会という形で集まるしかないでしょう。」と残念そうに肩を落としてお話下さいました。

須賀川教会。鐘楼もりっぱなものがあります。聖堂は立ち入り禁止なので、今現在は司祭館でミサをしているとのことです。

湯本教会の聖堂内部です。天井が崩落してしまいました。ご像もこなごなになりました。
ここにボランティアの方々が来ておられると伺いましたが、働きに外に行っておられるのでしょう、残念ながらお会いすることはできませんでした。

湯本教会の外観です。一見壊れていないかのようですが、内部は上記のような状態です。

小名浜教会の外観です。津波がここまで押し寄せたとのことで前の道路が立ち入り禁止になっていました。幸い教会の崩壊は免れ、使用可能な状態です。