片柳神父様二本松へ来る

今日の環境放射能測定値測定結果:二本松市役所
2.22 マイクロシーベルト (4月6日08:40〜11:10)
2.07 マイクロシーベルト (4月6日13:20〜15:10) 
 
 第三修練が終わりマニラから帰国されたばかりの片柳弘史神父様(イエズス会)から、帰国の翌日(4/1)にお電話があり、カルカッタ滞在中に知った日本の震災の現状を視察に行きたいということでした。福島の原発そのもののニュースは多いが、人々の姿や教会の様子が見えてこないから、ということでした。そして、6〜8日の予定で二本松に来られました。
 まずは、ミサを捧げて下さいました。平日にはほとんどミサをしたことのない二本松教会で、また、平日となると参加できる方も8名という少人数でしたが、片柳神父様は全く人数などを意に介すことなく、力強くお説教をして下さいました。一つ一つを大切になさる片柳神父様のミサに、与った方々も胸を熱くしていました。聖霊が吹いたミサでした。何かしら力を頂いたミサでした。そして、こうしてこの貧しい二本松教会を選んでおいでになられることに、確かに神様が働いておられるのだと、その手の動きが見えるかのように感じるものがありました。

ちょうど第一朗読箇所がマザー・テレサが特に心に留められた言葉でしたので、これもまた、主の計らいだったのでしょう。

ミサに与る会衆が1人であろうが、1000人であろうが、片柳神父様のお説教の力強さは変わりません。

ミサの後、記念撮影をしました。片柳神父様、ありがとうございました!
マニラでの修練の疲れが取れない中、わざわざ神戸からおいで下さったこと自体感謝です。
励ましをありがとうございます。元気を頂きました。






 その後、二本松市内の20箇所ある避難所の3箇所を訪問しました。その際、鹿児島の喜界島教会の終身助祭さんが送って下さった喜界島特産のお菓子等を避難者の方々にお持ちしました。福島のために、他県の多くの方々が心を寄せ、力づけて下さっています。心から感謝です!

二本松住民センターの体育館に避難されている方々の様子。ここにおられる浪江町の方々は、数日後には2次避難ということで別の場所に移られるとのことです。そうなると約半分になりますが、複雑な気持ちです。

二本松市にはJICAの訓練所があります。そして、今は避難所になっており、JICAの訓練は大阪で行なっている、とのことでした。
これは入り口の様子です。避難者さん向けにいろいろな案内が貼ってあります。
二本松市ではここが最も多く、約300~400人の方が避難されています。