5時間待って7L給油

 ガソリンなしには生活が成り立たないことを痛切に感じています。都心と違って電車の便数が少ない地方にあっては、多くの人が通勤にはマイカーを使っています。地震以来、電車も在来線は全線ストップしてますので、ますます車に頼らざるをえません。そのため、このガソリン不足の事態は、多くの人が通勤できずに会社も仕事が成り立たない現象が起きています。病院の医療従事者も通勤できず、医療が縮小しています。
 私も昨晩、近くのガソリンスタンドで給油するから朝6時から並んだ方がいいという情報を入手して、今朝6時に行きました。しかし、その時すでに給油待ちの車は1kmも列をなして、私もその多さに一瞬諦めようかとも思いましたが、病人を病院へ連れて行かなければなりませんのでやはり並ばない訳にはいきません。待つこと2時間半、整理券が配られました。そして、やっと9:30に給油は開始して、私の順番が来た時には11時になっていました。5時間待って、給油の量は7リッターでした。私の後ろに並んでいた方は、完全にガス欠で、前に進むのにドアを開けて外に出て車を押しながらハンドル操作していました。私は牽引するロープも何もなく、何もしてあげられず心が痛みました。あの方はたった7リッターで足りるのでしょうか。心配です。

朝6時です。すでに給油を待つ車の列は1kmになっています。
その後も列は続き、確認していませんが、2km-3kmは連なったのではないかと思います。

8時30分になると「整理券」が配られました。私の番号は25番になっていますが、もっと並んでいるような気がするなぁ。

すぐ近くのもう一つのガソリンスタンドも同じような状況です。

この給油における混乱回避のために警察官が、給油所や交差点に2,3人ずつ配備されました。

給油待ちをしている間に、救急車がサイレンを鳴らしながら5台連なって脇を通って行きました。それらは「滋賀ナンバー」の救急車でした。先日は静岡ナンバーでしたが、関西からも援助に出動して来てくれているのですね。
この救急車は放射能のスクリーニング検査の場である「男女共生センター」に向かっています。

自衛隊の車もまたサイレンを鳴らしながら5台ぐらい連なって通っていきました。これはおそらく「男女共生センター」で検査を終えた病人を病院に搬送するものと思われます。