仙台教区地震被害情報

《二本松教会員地震被害情報》 
二本松教会員の方でやっと電話がつながったところ、家はかなり崩壊して住めない状態で一家5人、車の中でこの3日間寝泊りしているとのことです。ご家族に寝たきりのおばあさまがいらっしゃって、どうしても家を離れたくはないとのことなので、そこで頑張っておられるとのことでした。私の家に来るように勧めましたが、まだ大丈夫ということで、その言葉の裏にはおばあさんの意思を尊重したい気持ちがあるようでした。遠慮しないで必要なことがあったらすぐに連絡してくるようにと何度も念を押して電話を切りました。

《仙台教区地震被害情報》 ―女子パウロ会のブログ「シスターのつぶやき」より転用―
■ 仙台教区の教会の被災状況
主の平和!
仙台教区の小松です。
この度の大震災、皆さま方からの様々な形での励まし、本当に有難うございます。
現在のところ、通信手段が壊滅的であり、被災地からの情報が入ってこないのが現状です。その中で現在解っている情報をお伝えいたします。
仙台教区で働く司祭アンドレ・ラシャペール神父が亡くなりました。地震津波のショックによる心臓麻痺のようです。
教区内の教会建物は

仙台市内(元寺小路、北仙台、八木山、畳屋丁、一本杉、西仙台、東仙台、塩竃)の教会の建物の被害は最低限及び無しです。
白石、大河原、角田、亘理もなんとか大丈夫のようです。
宮城県内は内陸部の教会は比較的大丈夫のようです。
青森県は大丈夫のようです。
岩手県も内陸部は大きな被害は聞いておりません。
●岩手、宮城の沿岸部も幸いなことに教会の建物(大船渡、釜石、気仙沼石巻)は高台にあり、建物の被害は大きくないものと考えられます。但し、宮古教会は海岸線から近く、低いところに立っているので、津波の被害を受けているものと考えられます。
岩手県の内陸部の教会も被害は最小限であった模様です。
福島県も内陸、会津地方は殆どが大丈夫ですが、須賀川は聖堂が使用不可能だと聞いております。
●福島の沿岸部、いわき(小名浜、湯元)原町は情報が入っておりません。
以上が教会の建物の現状ですが、数少ない情報の報告でありますので、今後新たな情報が入り次第、かわる可能性はあります。

今後、新たな情報が入り次第また報告いたします。様々なところからの支援、励ましの電話、メール等がたくさん寄せられておりますが、全貌が掴めないので今のところなんとも言えません。それでは有難うございます。

カトリック仙台司教区
教区本部事務局   小松 史朗