福島県教区研修会

 『積極的な協力がもたらす成長とは』と題して、平賀司教様のお話を基調講演として、皆で話し合いを持ちました。
参加者は、
司祭団から、平賀徹夫司教様、板垣勤神父様、チェスワフ神父様、リゲンザ神父様。信徒は県内の各教会から約50名でした。
 平賀司教様のお話は
「教会法で知るカトリック・ライフ
  ―カトリック信者だからしなければならないことがありますか―」
       「教会法で知るカトリック・ライフ」『カトリック生活』2008年9月号
       菅原裕二(イエズス会司祭)著

を基にしてなされました。
それによれば、「すべての信者の義務と権利」は、
1.信者が性別、年齢、身分に関係なく尊厳と行動において平等であり、それぞれが自分の立場で神の国の建設に協働する。
2.義務として第一に、教会と交わりをもつこと。
3.義務の二つは、聖なる生活を送り、教会の発展に尽くすこと。
4.義務の3つめは、宣教に努めること。
5.教会の牧者に対して従順を示すこと。信者は自分の必要や望みを牧者に表明できる一方、信仰にかかわる教理、謬説に関する宣言、司牧に関する事柄について、権威の奉仕を委ねられている司牧者に従うことが求められる。
 さらに、司教様からは、成長のためには積極的な働きが不可欠です。『互いに相手を自分よりすぐれた者と思いなさい』(フィリ2:3)という思いを持って教会の建設のために働きましょう。洗礼を受けた私たちは皆イエスによって聖なる者とされましたが、聖なる人とは罪を犯さない人なのではなく、そこから立ち上がることのできる人です。伴侶が信者ではなくても、信者の伴侶によって未信者の伴侶もまた聖とされて(Ⅰコリ7:14)います。自分に対して自信喪失することなく神の子として頑張りましょう、と励ましの言葉を頂きました。
 さらに『カトリック新聞』2010年11月21日付けの『信仰伝えたい人集まろう』と題したさいたま教区研修会での取組みの記事をご紹介下さり、私たちもそうしたことを考えていきましょうと結ばれました。