さらなる助けの手(マザー写真展)

 昨日、「マザーテレサ写真展」のチラシとポスターの印刷が出来上がってきた。まず、一枚ずつ祭壇に捧げ、この写真展が人々にとってよい結果を生みますようにと祈った。
 まず、会場となる二本松市市民交流センターに持って行った。ここの係りの方は仕事を忘れてすでにお客さんとして楽しみにしてくれている。そして、安田さんのところへ持って行った。「やまびこ苑」でポスターを貼らせて頂けないかと思い責任者の方に相談したが、宗教はダメということだった。安田さんはこのイベントを喜んで下さったが、ご自分は行けないなぁ、と残念がった。
 次に、市役所に持って行った。教育委員会が後援になってくれているが、市内の小学校と中学校には教育委員会から発送して下さるのだ。学校が夏休みに入る前に配布したいと思っていたので、これで安心だ。後は、教会の皆で手分けして配布や郵送に当たる。
 急ぎの分の配布が終わって、教会に戻って郵便受けを見ると私宛の封書が届いていた。住所が姫路市になっている。ん?マザー・テレサのことかな?と思いつつ開けてみると、「カトリック新聞の記事を読んで、協力したくなりました。」というお手紙と共に献金が同封されていた。胸が熱くなった。神様の業に驚きながら、その封書を祭壇に捧げて、感謝の祈りをした。そして、「二本松教会での写真展に、多くの方が見に来られ、実りの多いものとなりますように、心からお祈りします。」とそのお手紙は結ばれていたので、その祈りに私も心合わせてそのようにお祈りした。
 送って下さったのは存じ上げない神父様だ。アンドレ・ボーガルト神父とある。ネットで調べたら「日本マザー・テレサ協労者会創立者」の神父様であり、さらに、『カトリック生活』7月号4-7頁に掲載されている「私とマザー・テレサとの出会い」の記事を書かれた神父様だった。このような形で関わりを持つことができたのは、マザー・テレサのお陰だ。まさしく「マザー・テレサは生きている!」マザー・テレサは生きて私たちを動かしているのだと確信する。すぐに礼状をしたためた。
 この写真展で私たちはたくさんの恵みを経験した。これまで信者以外の人々に向けてのイベントを二本松教会としてはしたことがなかったが、すばらしい経験をたくさんさせて頂いている。もちろん、関わる全ての方が好意的な訳ではなく、中には「ダメです!」と真っ向から拒絶なさる神父様もあったし、この企画に難色を示す方もあった。しかし、それ以上に恵みの方が遥かに大きいので、反対者の言葉があっても揺らがない。それは傲慢に陥らないための警告として受け止めておきたい。
 一つ一つのことに感謝の気持ちだけが残る。