カトリック仙台教区教会委員長の集い




 12日〜13日、盛岡四ツ家教会で仙台教区の全ての教会の委員長(信徒会長)の集いが催された。全53教会(巡回教会は除く)のうち46教会の委員長(または代理)52名と平賀司教様、総代理の梅津神父様、教区事務局長の小松神父様、会計補佐の方、盛岡地区担当の3人の神父様、総勢59名が一堂に会した。こうした集まりというのは日本の教会で前例のないことだそうで、カトリック新聞社の方が取材のために3名も来られた。
 テーマは「現状を把握した上で、宣教共同体を目指して歩んで行くために」である。具体的な話合いテーマとして、1.教会財政の問題 2.共同体運営 3.社会との関わり が与えられ、前もって希望したテーマ毎にグループで話し合った。1グループ10〜15名だが、話し合いは白熱し、時間が足りないと誰もが思った。
 この2日間の感想として異口同音に言われたことは、他の教会のことを知ることができて良かった、お互いに知り合いになることができて良かった、ということである。つまり、自分たちの教会が抱える問題は他の教会でも同じであったことを知って孤独感が拭い去られ、互いに支え合おうという絆が生まれたのである。
 二本松教会の代表として私は、教会活性化のために「マザーテレサ生誕100年記念写真展」の開催を発表し、さらに皆さんに応援をお願いした。すると、多くの方々が関心をもって下さり、励ましの声を掛けて下さった。わずか10名の、しかも高齢者ばかりの二本松教会でこのような大きな写真展を行おうとすることは現実的に無理がある。しかし、神様のために働こうとする時、神様は助けて下さる。遠慮勝ちに寄付をお願いしたところ、青森の委員長が即座に立ち上がって一番にして下さった。そして何人かの方が続いた。また、近々集まりがあるからそこで呼びかけてやるよ、と言って下さった方もある。平賀司教様ら仙台教区事務局は「後援」を快諾して下さった。このような私の思いを超えた動きがあると、ああ、これは神様が働いて下さっていると実感する。そんな思いを抱いて家に帰り着き、届いていた郵便を開けると、その中には写真展のための寄付が同封されていた。神様の手が動いて、日本のあちこちで二本松教会を助けて下さっているとしか言いようがない。皆様のその思いを無駄にしないように、この写真展を成功させたいと思う。
 また、この写真展への私の思いも変化してきた。当初は、教会の活性化という自分の教会のためということを念頭においていた。しかし、会場を借りたり、ちらしの印刷をお願いしたり、でお店の未信者の方と接触していると、誰もが「わあ、マザー・テレサの写真展をするんですか!!私、大好きなんです!」と目を輝かせて歓声を上げるのだ。そうか、未信者の方々はマザー・テレサを知って強い関心は持ったものの、それ以上にあまり知るチャンスはなかったのだ。今私はこう思っている。この写真展はむしろ、待っていた未信者の方々の思いに応えるべく開催すべきなのだ。ドン・ボスコ社にお願いして本だけでなく小物も取り揃えて販売したら、その人々は喜んでくれるに違いない。
盛岡名物、白龍(パイロン)の「じゃじゃ麺
麺を食べた後、このようにスープにする。