郡山教会のバザーと二本松教会

 今日は兄弟教会の郡山教会でバザーがあるので、二本松教会の皆さんもそれに参加することになった。バザーはミサ後に始められるので、9時の郡山教会のミサから参加することにし、二本松教会ではミサも集会祭儀もなし、ということにした。今日は二本松教会では集会祭儀の日だったので、ミサに参加できる恵みとバザーのお楽しみとでダブルの恵みの日だ。
 郡山教会は築50年以上経っており、改築が必要な状態だったが、この程念願叶ってやっと教会の内装が新しくなった。至聖所の壁は土色から明るい白色になった。天井も木造建築を損なわないデザインの板に張り替えられた。天井の電灯も新しくなった。郡山の信者さんはリゲンザ神父様がこれらを選ばれました、とそのセンスを喜んでおられた。
 バザーは信徒会館、中庭等をフル活用して、皆が持ち寄った古着や食器や本、腕を振るったたこ焼き・うどん・カレーなどの出店などが所狭しと並んだ。バザーは準備が大変だ。中には主日のミサを土曜の夕方のミサに出て、当日はバザーの準備に奔走した方もあったとのことだ。これらの収益金は教会改築の資金に当てられる。二本松教会でもバザーをしますか、と聞かれたが、それには人材が少なすぎて無理だ。
 このような中、実は私は、皆とは行動を別にした。二本松教会でミサも集会祭儀もないとなると、郡山教会まで行けない高齢者は主日の祭儀に与れないことになってしまう。しかも今日は「キリストの聖体」という大事な祭日だ。郡山までは行くことができない高宮さんと私は二人で集会祭儀をして、今日の祭日をお祝いした。その後、私は車で郡山に向かったが、二本松組みと入れ違いで、皆が帰った後に私は郡山教会に到着したようだ。私は郡山教会の渡辺信徒会長さんに挨拶をし、バザー品を見て歩き、うどんを食べ、知っている方々とよもやま話をし、二本松教会に戻った。
 誰もいない二本松教会で教会の仕事をしていると、福島の教会の方が1人訪ねてこられた。6月1日に安斎弶子さんが亡くなられたということを聞いたのでその葬儀ミサがあるかと思って来られたということだ。安斎さんの葬儀はご家族の希望で密葬で行われ、教会では来週の主日に追悼ミサという形で行うことを伝えた。せっかく来られたのでお祈りをした後、お茶を差し上げた。ひとしきりご自分の信仰生活を話された後に、また来ますと言って帰られた。