総会〜役員改選

 ミサ後、定期総会を行った。毎年、復活祭が終わってひと息ついた頃に総会資料を作成し始め、5月末に開催している。
 議事としては、昨年度の活動報告、決算報告、監査報告、今年度の活動計画、予算等である。さらに今回は、2年毎に行っている役員改選があった。
 その役員改選において、私が信徒会長に就任することになった。会計は前任者が引き続き快く引き受けて下さった。そもそも絶対的教会員数が少ない上に高齢者がほとんどの二本松教会では、役員を決めるのも大変だ。ご無理を承知で他の役員を70代の方にお願いするしかないからだ。
 かくして、教会の中では比較的若い私が会長職をするのでなければ誰がするのか、と言った状況の中で選出されることとなった。もちろん、私は教会のために奉仕することに何の異存もない。喜んで働かせて頂く。
 信徒会長に選ばれて、まず私がしたことは、二本松教会の初代の主任司祭フォルジェット神父様の写真を私のパソコンの壁紙にしたことである。フォルジェット神父様がどれほどのご苦労をなさってこの教会をお建てになったのか、どのような思いを込めて二本松教会のために働いて下さったのか、その原点に回帰して、フォルジェット神父様の祈りに心合わせて祈りながら働けば、この教会は必ずや守られると思ったからである。実は私はフォルジェット神父様をほとんど知らない。まだ信者ではなかった子どもの頃に数回お会いしたことがあるだけで、語れるほどの記憶はない。しかし、写真がある。その写真の中の神父様は実に慈愛に満ちた目をしておられる。その目をじっと見ていると、この神父様は聖人に違いないと思えてくる。イエズス様の目を彷彿とさせるからである。見ているだけで慰めと元気が頂ける。この目が見ているものを私も見たいと思う。
 フォルジェット神父様、あなたが始められたこの教会を天国から守り導いて下さい。そして、主の福音が人々に伝わり神の国が来ますように!!

初代主任司祭 故アルフォンス・マリー・フォルジェット神父様