大阪教区の7教会からの視察団

 昨年に続いて、今年も大阪教区の6教会から福島視察においで下さいました。枚方教会の竹延真治神父様の他、枚方教会から2名様、大阪梅田教会から1名様、今市教会から1名様、大東教会から1名様、関目教会から2名様、香里教会から1名様の合計9名様です。
 関心が薄れてゆく中、こうして福島に足を運んで下さり、ご自分の目で見て下さることには大きな意味があると思います。実際、ある方は、
「実は誰が行くかでもめて、私はあまり乗り気ではなかったけれど、いやぁ来て良かった、本当に来て良かった、大阪にいて知っていた情報とは全く違う。自分の目で確かめれらて良かった。これから応援していきます。」
とおっしゃってくださいました。


まずは、お天気のいいうちに、到着早々、全員で記念撮影!

福島やさい畑の役員をしてくださっている「三和製作所」(放射能測定器等を製作)を訪問し、斎藤社長からお話を伺いました。

まだお若いですが、博学で見識も高く有能な方です。

非破壊の放射能測定器です。従来の測定器では水の放射能量を測定するのに、何時間もかかっていましたが、この機械では3分で測定できるとのことです。
しかし今は、放射能よりもむしろPM2.5の汚染の方が深刻になっているとのことです。あまり報道されないので人々の意識にも上りませんが。

本宮市のお米農家を訪問しました。福島県の26年度産のお米は全袋検査されましたが、今年度産はすべてクリアしました!

春に植える種もみを水につけて発芽を促しています。(手前の容器の中)

こちらの農家では、ハウスできゅうりも作っています。

社長からきゅうりのもぎ取り方を教わって、新鮮なきゅうりを味わいました。

おいしいです!

もう一軒、有機農業の農家を訪問しました。

16代続く農家に生まれ、有機農業に取り組んで50年。原発事故の農家が被った被害、その後の苦労、今もなお続く風評被害との戦い、などなどをお話くださいました。

春になったら植える苗をハウスの中で大事に育てています。キャベツなどは害虫と共存しないように、虫が湧く時期をずらして栽培するなどの工夫をしています。

翌朝、二本松教会でミサを捧げました。竹延真治神父様の司式です。


オルガンは松尾さんのお嬢様。