原町教会への支援のお願い

 南相馬の原町教会の信徒会長さんから現状を知らせるメールが届きました。皆様にもお祈りとご支援をお願いしたいと思いますので、補足説明を加えて要点をお知らせいたします。

 原町教会の主任司祭はドミニコ会のラトゥール神父様ですが、通常は北仙台教会に常駐しておられます。この震災のために仙台教区の司教代理の梅津神父様が10月より常駐して下さっています。梅津神父様は毎日は忙しくしておられ、訪問者も絶えません。原町教会は有名になったらしく、各地から視察に来られます。ミサに与る信徒数は10人ぐらいで、その中でも動けるスタッフは限られていますので、梅津神父様が対応して下さるので助かっています。
 私達は、何かをする財力がありません。ただ、今は司祭館に3人分の布団があるということを確認しました。部屋はあるのでごろ寝だったら泊まれるとのことです。
 梅津神父様は、「玄関入り口のフェンス」にペンキを塗りたいとおっしゃっていますが、今その信徒にあたる私達が動けないので、何もできず、時を待っています。会長の私自身が今のところ勤務があるので、そこまで考えられないのが実情でしょうか。
 また、教会には古いパイプオルガンがあるのですが、ガラス窓が多くて、演奏すると窓にびりびり響きます。今回の修理には「窓修理は教会持ちとなり、200万円の見積もり」ということで目玉が飛びだし、予算がないので、一部修理をしなかった部分があります。そこの修理をすれば、演奏者の有名な青田先生も弾いてくださるだろうし、外国からも有名なオルガン奏者が来て、「チャリテイ」などしていただけるのになぁ・・・と考えています。

 また、司祭館の2階には4部屋ありますが、カーテンが無い部屋があり、聖堂にも古いレースが下がっているので、お金が貯まれば次はカーテンか、オルガンわきの窓修理かというところです。

 現段階では、まだ、わたしたちは、じっと様子を伺っているところです。除染のために14本のヒマラヤ杉を切られましたが、ある方がそれを見ていて、「木をプレゼントしたい」と申し出てくれています。しかし、そこまで気持ちがいかないのです。木を植えれば剪定代がかかります。ですから、少なくともあと1年待ってほしいような気がします。その時に気持ちが変わらなければその気持ちを受け入れたいと思います。
 ここの警戒区域が解けて、小高区に入れるようになれば、ここに泊まって何かボランテアができるでしょう。

 今日(1月1日)は、原町教会でも新年のミサがラトウール神父様、梅津神父様のもとに行われました。東京CTVCのシスター方、仙台ドミニコ修道院のシスター方、神戸からお出でになった方、幼稚園の先生方、等、総勢30人で新年をお祝いしました。
 そこで、教会に併設されている「さゆり幼稚園」の先生方ともお話しをしました。
 園児が避難して在籍数が13名になってしまったため閉園するという話も出ましたが、閉園の話はなくなったとのことです。ですから、園児を集めたいということです。
 そのために今、外では遊べないので、室内でゆったりと遊べるように、遊具をそろえたいとのことでした。できれば金銭の支援をお願いしたいとのことでした。
 私達も、教会が改善されてきたので、幼稚園の発展に本気でとりかかります。