来訪者

 今月のミサは今日だけだったので、参加者が少し多かった。お聖堂がいっぱいになっている感があった。参加者、女性13名、男性2名。待降節第1主日
 今日は実は、「福島県カトリック連絡協議会」の信徒会長の集まりが郡山教会であったが、その時間帯は、二本松教会のミサ時間に当たっているので、ミサを優先して、不参加の手紙を出しておいた。
 福島県内には11のカトリック教会があるが、そのうちの4教会は司祭が常駐せず兼任のため、ミサは午後からとなっている。しかも、毎週ではなく月に2回である。このような事情を協議会の会長は重々知りながら、小さい教会を無視して大きい教会の都合のよい時に会議の開催を計画する。そして各教会から必ず参加するようにと要求する。以前から何度抗議しても未だに小さい教会の要求は聞き入れられない。憤りと悲しみを覚える。「これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい。」(マタ18:10)と言われた主が助けて下さいますように!
 そんな中、天使が二本松教会に現れた。私たちのミサが終わった頃、会議も終わっており、私の事情を知っているいわき教会の信徒会長さんが、帰る方向が逆なのにわざわざ二本松教会に会議の資料を持って寄って下さったのだ。何と嬉しいことか!二本松教会を心に留めて下さる方があるとは!(しかし、資料の中にあった次回の「福島県教区研修会」の開催は、案の定日曜日の午後であったが。)ちょうどお茶を飲みながら待降節の準備の相談をしていた時だったので、皆と一緒にいわき教会の待降節の様子なども参考に伺えてよかった。また、12月23日2時からいわき教会でコンサートがあることも紹介して下さったので、行こうと思う。
 今日はまた、東京の関口教会に所属で二本松市に別荘をお持ちの方もミサにおいでになった。クリスマスの予定をお聞きになるので、二本松教会では、24日にはミサはないので、集会祭儀で祝いますとお伝えしたところ、静かなクリスマスを迎えたいので二本松教会に来ますということだ。それもまた嬉しいことだった。
 待降節は恵みでスタートした。
 こうした交流は信仰や福音宣教のために喜びや励みをもたらしてくれる。新しい風が吹くからだ。
限りなく偉大な神よ、
あなたは人びとに福音を宣べ伝えるために
その役割を
私たちの汚れた唇ともろい手に委ねられました。あなたのみ言葉が、
開かれた広い心を持った人に受け入れられるように、
霊で私たちを支えて下さい。
そして、その実りが
世界中に満ちあふれますように。

    『レクチオ・ディヴィナ』より