教会の植木の剪定

 連日の猛暑の日々。教会の庭の雑草も取って2日後ぐらいにはもう生えている。その生命力に感服しつつもうらめしく思いながら、橋本さんと私とでギラギラ照りつける太陽の下で汗だくになりながら雑草とりを行っている。暑さと雑草の旺盛な生命力との戦いの日々だ。その上、松の木やつつじなどの植木が長い間剪定もされずに伸び放題になっていてうっとうしい。剪定の時期でもないが、シルバー人材センターに依頼して、今日剪定して頂いた。
 マリア様の前の松の木が、夏らしくこざっぱりとショートヘアになった。しかし、菊地さんの家から移植した桃の木が実はだんだんと葉が枯れてきていた。懸命に水遣りをしていたが、植木屋さんに見て頂いたら、もうダメだとのことだ。枝を折ってみるとポキンと乾燥した音を立てた。水を全然吸い上げてないと言う。これはもう甦る可能性はない、と断言するので、諦めて抜いて頂くことにした。掘り起こしてみると、根腐れを起こしていた。植木屋さんはますます確信の度合いを強めて、「根っこが腐って臭い!これではもう無理だ!」と語気を強めた。移植する時に根を短くカットしなければ、水を吸わないとのことだった。移植をお願いしたのは建築の門外漢の方で、移植した後に枯れてしまっても責任を求めないことを約束してお願いしたが、そうなってしまった。菊地さんもがっかりだ。これは白と赤と2色の花をつける珍しい木だけにとても残念だ。素人判断の浅はかさだった。
 そしてまた、植木屋さんは、70歳過ぎの橋本さんが懸命に草取りをしている姿を見かねて、除草剤を蒔く事を勧めて来た。高齢者ばかりの教会では、除草剤によって土がダメになってしまう懸念よりも人が倒れてしまう心配の方を優先しなければならない。神様のお創りになったいのちを育む土に毒を蒔いてごめんなさい!