二本松教会のご紹介とブログの趣旨



 私たちの教会はドミニコ会により1958年の献堂式後、1960年に教会・司祭館が完成し、フォルジェット神父様(カナダ人)が着任されスタートしました。1974年に神父様が帰天され、その後8年間司祭不在となりました。1982年にはユリアン神父様(ポーランド人)を主任司祭に迎えることができ、教会は活気づきました。その後、何度か主任司祭の入れ替わりがありましたが、2001年からは司祭不足のため、近隣の神父様が二本松教会を兼務するという形になりました。それでも3人の神父様が交替で毎日曜日にミサに来てくださいました。2004年からはミサは月に2回ということになり、現在に至っています。今、ミサに与る信徒数は約15名です。ミサがない時には「集会祭儀」を行っています。その時に教会に集まる信徒数は7,8名です。
 仙台教区の教会のほとんどは一人の神父様が2,3の教会を兼務しておられます。

 このような現状を踏まえて、では、私たちに何ができるかを考えていきたいと思い、このブログを立ち上げました。
 教会は司祭がいないと、途端に生気を失います。司祭がいない教会を守っていこうと、信徒の私たちが慣れない「集会祭儀」を一生懸命しているのに、ミサではないからと、教会に来ない人、信徒がご聖体を配るのは良くないと攻める人、が常にいます。残念なことです。このような人たちは教会のあり方を受け身で捉えているのではないでしょうか。教会は司祭のものではありません。信徒一人ひとりが教会を構成するメンバーです。家族の中で父親を失ったからといって、それはもう家庭ではないような見方をする人がいるとしたら、それは間違っていると誰もが思うはずです。教会とて同じです。いないことを嘆くより、残っている私たちでこの教会を支えていかなければなりません。どうか、司祭が何人もいらっしゃる教会のみなさん、私たちのために祈って下さい。そして力を貸して下さい。
                          聖木曜日、主の晩餐の日に。